世界9位の錦織圭(28=日清食品)が、最終戦で同8位のドミニク・ティエム(オーストリア)に第1セットを1-6で取られると、その瞬間、ラケットをコートにたたきつけた。その後、ラケットを拾うと、もう1度たたきつけた。

第1戦で、4年8カ月ぶりにフェデラー(スイス)を破ったが、続くアンダーソン戦で過去最悪の1ゲームしか奪えない惨敗を喫した。いい流れが断ち切られ、悪い流れが続く。そのいらいらが試合中に爆発した。