日本スケート連盟の橋本聖子会長（54）は19日、フィギュアスケートのロシア杯で右足首を負傷した羽生結弦（23＝ANA）に対する最大限のサポートを約束した。橋本会長は都内での同連盟理事会後「心配ですね。1度ケガをしているので、くせになっているのかもしれない」と話し「本人が一番いいようにできる環境を整えるだけ」と、連盟としての姿勢を口にした。

直後の診断では「全治3週間」とされ、GPファイナル（12月6日開幕、カナダ）と全日本選手権（同21日開幕、大阪）の出場が危ぶまれている。全日本出場は世界選手権（来年3月・さいたま）代表入りへの条件だが、羽生は16、17年と2年連続欠場しながら「特例」で代表入りをしている。伊東秀仁フィギュア委員長は「出なければその時に考える」と言いながらも「世界選手権を目指してやってほしい」と、日本開催大会への出場を期待していた。