20年東京オリンピック(五輪)での飛躍が期待される柔道男子66キロ級の阿部一二三(ひふみ、21=日体大)が21日、グランドスラム大阪(23日開幕、丸善インテックアリーナ)に向けて、会場内の柔道場で公開稽古に臨んだ。

9月の世界選手権(バクー)で2連覇を達成し、今大会で頂点に立てば19年世界選手権(東京)代表に内定。五輪に向けても大きな前進となるだけに「しっかり自分の柔道を出し切れば負けないかな、と思います。去年内定を決めて、しっかりと世界選手権までの間に調整ができた。今年もしっかりと内定を狙って、来年の世界選手権につなげたい」と力強く言い切った。

阿部は23日に登場。同日に妹の詩(うた、18=兵庫・夙川学院高)が出場する女子52キロ級も行われる。兵庫出身の阿部きょうだいを代表し「関西の方たちは自分たちの柔道を生で見る機会が少ないので、きょうだいで一本を取りにいく柔道を見てもらいたい」と誓った。