2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、大会ボランティアの応募者が20日午前9時までに8万1035人になったと発表した。

9月26日に募集を開始し、2カ月足らずで目標の8万人を突破。これまで「12月」とされていた締め切りが、12月21日午後5時と設定された。募集開始が遅れた視覚障害者については19年1月18日午後5時までとなった。

組織委は応募者の内訳についても公表。男女比は40%対60%で女性が多く、年齢層は20代が最多で32%だった。また、活動希望日は10日と11~19日がそれぞれ33%。30日以上を希望する応募者も19%いた。日本国籍が56%で、日本国籍以外が44%。武藤敏郎事務総長は「意欲があれば、国籍は問わない。国に偏りはなかった」と説明した。

また、9つある活動分野では「競技」「式典」に人気が集中。1人最大3つまで回答可能だったが「移動サポート」は2943人で目安とする1万~1万2000人を下回った。希望する活動場所(2つまで回答可)は「東京」が7万6504人で最多。自転車競技が行われる「静岡」は2743人と少なかった。