男子プロバスケットボールBリーグは22日、17-18年シーズンのクラブ決算概要を発表した。

クラブ別営業収入のトップは千葉ジェッツの14億円2700万円で、シーホース三河が13億円4600万円で続き、B1で6クラブが10億円を超えた。B1全18クラブの平均は8億700万円となり、昨対比25・6%増となった。B2も昨対比45・9%増の50億円の営業収入となり、リーグ全体で195億円、昨対比30・2%増の成長となった。

入場者数でも千葉がトップの15万5894人で、レバンガ北海道が11万2285人、栃木ブレックスが10万9594人と続き、B1、B2全体では250万人と昨対比11・8%増。大河正明チェアマン(60)は「1番気にしている入場者数では予想を上回る結果になった」と好感触を話した。すでに始まっている3季目の目標としては「営業収入は195万円から10%くらい増えた210~220万円にいきたい」と掲げた。

また、クラブライセンス交付規則により、3期連続で赤字を計上した場合はB3降格となる。2期目の決算を終え、福島ファイヤーボンズ、群馬クレインサンダーズ、金沢武士団、西宮ストークス、バンビシャス奈良、島根スサノオマジックの6クラブが2期連続で赤字を計上した。福島、群馬、金沢、奈良に関しては同時に債務超過を抱え、金沢は1億6360万円の赤字、2億5000万円の債務超過となった。大河チェアマンは「とりあえず金沢は今年を黒字にして欲しい。大変苦しいと思いますが自分事として向き合っていきたい」と述べた。