SP2位の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がフリー183・43点、合計275・10点で2位だった。昨年優勝のネーサン・チェン(19=米国)が同189・43点、合計282.42点でSPに続きフリーも制し優勝した。宇野は昨年に続きチェンの壁を超えることは出来なかった。
<総合成績>
順位 | 選手 | 合計 | SP | FS |
---|---|---|---|---|
1 | ネイサン・チェン | 282.42 | 92.99 | 189.43 |
2 | 宇野昌磨 | 275.10 | 91.67 | 183.43 |
3 | チャ・ジュンファン | 263.49 | 89.07 | 174.42 |
4 | ミハル・ブレジナ | 255.26 | 89.21 | 166.05 |
5 | キーガン・メッシング | 236.05 | 79.56 | 156.49 |
6 | セルゲイ・ボロノフ | 226.44 | 82.96 | 143.48 |
セルゲイ・ボロノフ
<演技構成>
4T+3T/4Lo/4T/3S/ChSq/3A+2T+2Lo/3A/3Lz+2T/FCSp/StSq/CCoSp/CSSp
冒頭のコンビネーション、4回転トーループは着氷したものの後のジャンプはバランス崩して2回転に。その後の4回転2本は着氷。しかしその後のジャンプはバランス崩すなど精細を欠いた。
- フリーで演技するセルゲイ・ボロノフ(AP)
チャ・ジュンファン
<演技構成>
4T/4S/3Lz+3Lo/StSq/FCSp/ChSq/3A+2T/3A/3F+1Eu+3S/3Lo/CCoSp/CSSp
冒頭の4回転トーループは転倒。次の4回転サルコーは高いジャンプから着氷すると終盤のコンビネーションジャンプや3連続ジャンプも決めた。演技後は1度、首をかしげ悔しそうな表情を見せた。
- フリーで演技するチャ・ジュンファン(AP)
キーガン・メッシング
<演技構成>
4Lz/4T/3A+2T/FSSp/3Lo/StSq/4T+2T/3S+3T/3A/FCCoSp/ChSq/CCoSp
冒頭の4回転ルッツ、4回転トーループともに着氷時に右手をついてしまう。4回転-2回転のトーループは最初のジャンプで軸がぶれ2回転なった。最後のトリプルアクセルでは大きく転倒した演技後は苦笑いを浮かべた。
- フリーで演技するキーガン・メッシング(AP)
ネイサン・チェン
<演技構成>
4F/4Lz/4T+3T/3A/CCSp/StSq/4T/3Lz+3T/3F+1Eu+3S/ChSq/FCCoSp/CCoSp
冒頭の4回転フリップは華麗なジャンプから着氷。しかし次の4回転ルッツでは軸が傾き着氷時に転倒。予定していたたコンビネーションでもバランス崩して後のジャンプをつけられなかった。後半にコンビネーションをリカバーするなど後のジャンプは大きなミスなく着氷した。演技後は悔しそうな表情を見せた。
- フリーで演技するネイサン・チェン(AP)
- フリーで演技するネイサン・チェン(AP)
ミハル・ブレジナ
<演技構成>
4S+3T/3A+2T/3F/FSSp/StSq/FCCoSp/3Lz/3A/3F+3T+2Lo/3Lo/ChSq/CCoSp
冒頭の4回転サルコー-トリプルトーループでは、最初のジャンプで転倒。しかしその後の3回転ルッツやトリプルアクセルなど大きなミスなくジャンプをこなしていった。演技後はひと言発し手を叩いて悔しさ表情を見せた。
- フリーで演技するミハル・ブレジナ(AP)
宇野昌磨
<演技構成>
4S/4F/4T/FCSp/FCCoSp/ChSq/4T+2T/3A/3A+1Eu+3F/3S+3T/StSq/CCoSp
冒頭の4回転サルコーは両足で着氷。4回転フリップは着氷。4回転トーループも着氷した。スピンなどはレベル4を獲得。しかし終盤の3連続ジャンプの最後ジャンプでバランス崩し片手をついてしまう。演技後は少し笑顔見せるも納得していない表情を見せた。
- グランブリファイナル男子フリーで演技をする宇野(撮影・菅敏)
- グランブリファイナル男子フリーで演技をする宇野(撮影・菅敏)
- グランブリファイナルで2位に入り、メダルを手にする宇野(撮影・菅敏)
- グランブリファイナルで2位に入り、銀メダルを首にかけ、日の丸を掲げる宇野(撮影・菅敏)
<出場選手の演技順とSP成績>
・セルゲイ・ボロノフ(31=ロシア)82.96
・チャ・ジュンファン(17=韓国)89.07
・キーガン・メッシング(26=カナダ)79.56
・ネイサン・チェン(19=米国)92.99
・ミハル・ブレジナ(28=チェコ)89.21
・宇野昌磨(20=トヨタ自動車)91.67