フィギュアスケート男子でグランプリ(GP)ファイナル2季連続2位となった宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が11日、羽田空港に帰国し、「とても悔しい試合になったかなと思います」と振り返った。

「難しい練習もたくさんやってきたんだから、試合で信じないともったいない」。20日に開幕する全日本選手権のテーマは「まずは自分の練習を信じること」とし、「ファイナルの悔しい気持ちを、結果、演技として見せる場所。最善を尽くすだけ」と闘志を燃やした。

宇野は、女子で初出場優勝を果たした紀平梨花(16=関大KFSC)の演技も観客席から観戦した。「トリプルアクセル(3回転半)だけでなく、それ以外も完璧こなしていて、純粋にすごいなと思いました」とうなずいた。紀平のすごいところを聞かれると、「僕個人の考えなのですが、表現に僕にはないものがあって、見ていてすごい。(紀平のポーズは)1つ1つが写真を撮れるようなポーズですごいなと思います」と丁寧に答えた。