東地区最下位のレバンガ北海道が同地区5位の秋田に84-79で競り勝った。延長戦の末に敗れた前日14日の雪辱を果たした。今季初の直接対決を1勝1敗のタイに戻し、秋田とのゲーム差を4に縮めた。

第2クオーター(Q)までの前半は秋田ペースだった。北海道は相手からボールを奪うスチールやリバウンドから速攻を狙うも得点に結びつかなかったが、その中でも相手の連続得点を最大7点に抑えて踏ん張った。

後半開始の第3Qには直近2戦1ケタ得点だったエースのマーク・トラソリーニ(28)が18得点。79-77の第4Q残り57秒でも2点シュート、続けてフリースローを決めるなど要所で確実に得点を挙げた。28得点で3試合ぶりの白星に導いたトラソリーニは「試合の終盤でしっかり決めるべきプレーを決めきれたことが勝利の要因」と話した。

前日途中退場した松島良豪(26)はこの日3点シュート2本を含むダブルダブル(12得点、11アシスト)の活躍でMVPを受賞。「自分だけの活躍ではなく、苦しい状態からでも決めてくれるマーク選手や、いいパスを供給してくれた他の選手のおかげだと思っています」と感謝した。

次節は22、23日に西地区最下位の福岡と福岡・照葉積水ハウスアリーナで対戦する。