日本製紙株式会社は19日、アイスホッケー部「日本製紙クレインズ」を今季限りで廃部にすると発表した。

同社はウェブサイトで「主力の洋紙事業において著しい収益悪化に直面しており、本年度からスタートした第6次中期経営計画では生産体制の再編成など大規模な経営合理化を進めております。併せて、パッケージやケミカル、エネルギーなどの成長分野に経営資源をシフトする事業構造転換を推進しております。このような状況下、当社はこのたびアイスホッケー部日本製紙クレインズを廃部することを決定いたしました」と発表した。

日本製紙クレインズは1949年(昭和24年)に創部し、アジア・リーグを4度、全日本選手権を7度制した強豪。今年の全日本選手権は3位だった。これで日本リーグ時代から存続する企業チームは王子のみとなる。

日本製紙は同社サイトで「長年、日本製紙クレインズに対し多大なるご支援、ご声援を賜りました皆様に心より御礼申し上げます」と結んだ。