世界4位の大坂なおみ(21=日清食品)が、テニス全豪オープン女子シングルス準々決勝で同7位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)に6-4、6-1のストレートで勝ち、日本女子の全豪シングルスとしては94年の伊達公子以来25年ぶりのベスト4進出を決めた。今日24日予定の準決勝では、日本女子全豪史上初のシングルス決勝をかけ、同8位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)と対戦する。

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大坂とプリスコバの対戦成績は大坂の1勝2敗。今大会の速い球足のコートは、両者ともに得意にする。大坂はスピードボールが生き、プリスコバも直線的な球を武器にするため、バウンドが低く、速いコートには有利だ。第1サーブの得点率は5試合で、両者ともに平均71%と互角。ブレークポイント奪取率も、49%と互角だ。決定打の数は大坂が1ゲーム平均1・53本で、1・27本の相手を上回る。しかし、凡ミスは大坂が平均1・34本に対し、相手は0・76本。大坂は凡ミスを減らすか、決定打を増やすことが勝利の方程式となる。

◆WOWOW放送予定 24日午前11時50分、正午、午後5時15分から。WOWOWライブ。男女シングルス準決勝ほか。生中継。