柔道女子57キロ級で12年ロンドン・オリンピック(五輪)金メダルの松本薫(31)が4日、所属先の株式会社ベネシードを通じ、引退を正式発表した。7日に都内で記者会見を開くという。

松本は闘志むき出しのスタイルから「野獣」の異名を取り、10年と15年には世界選手権も制した。

銅メダルだった16年リオデジャネイロ五輪後に結婚し、第1子の長女出産後に復帰。「ママでも金メダル」と宣言し、20年東京五輪を目指していた。だが昨年11月の講道館杯全日本体重別選手権の1回戦で敗退。東京五輪出場が絶望的になり、第一線を退く意向を示していた。