女子SP2位発進で男女初の2連覇を目指した坂本花織(18=シスメックス)がフリー4位の133・43点と低調に終わり、合計206・79点の4位で表彰台を逃した。

中盤に組み込むダブルアクセル(2回転半)からの3連続ジャンプが、1回転半の単発となったのが響き「ミスした自分が『バカだな』って思って、めっちゃ悔しかった」と取材エリアでも涙を流した。

昨年12月、全日本選手権を初制覇。この日は「いつもは自分に集中するけれど、今日は『何点以上を出せば勝てる』とか考えてしまった」と、すでに高得点を出していた紀平の存在も重圧になった。SPがあった前日7日は「寝て、起きて…を繰り返して、1時間ごとに」。中野園子コーチは「その言い訳は通らない。(SP)2番だった人の方が、8番だった人(三原)よりも寝られると思う」と厳しい言葉で、3月の世界選手権へ奮起を促した。