ショートプログラム(SP)2位のアレクサンドラ・トルソワ(14=ロシア)がシニアも含めてザギトワ、紀平梨花に次ぐ世界3位のフリー150・40点を記録し、合計222・89点で2連覇を果たした。

トルソワは冒頭で男子でも現在の最高難度となる4回転ルッツを転倒。回転不足判定も受けて4・31点となったが、2本目は4回転-3回転の連続トーループで一気に16・41点を加算した。さらには単発の4回転トーループも成功させ(12・35点)、驚異のポテンシャルを見せつけた。4回転は3本中2本成功。6月23日で15歳となり、来季は同月30日時点で15歳というシニア転向条件を満たす。

トルソワとスケート年齢で同学年のSP首位アンナ・シェルバコワ(14=ロシア)は冒頭の4回転ルッツで1・15点の減点があったが、それでもジャンプ1本で10・35点を稼ぐなど、フリー147・08点、合計219・94点の2位。2人は紀平、坂本花織、宮原知子ら日本シニア勢にとっても、意識する存在となりそうだ。

SP6位の白岩優奈(関大KFSC)は合計185・46点で5位。全日本ジュニア女王でSP18位の横井ゆは菜(愛知・中京大中京高)は合計170・17点で9位、SP9位の川畑和愛(N高東京)は合計157・47点で12位となった。