昨年11月のグランプリ(GP)シリーズロシア杯で右足首を負傷した羽生結弦(24=ANA)が18日、世界選手権出場に向けて、拠点のカナダ・トロントから羽田空港に帰国した。

上下黒のジャージーを身にまとい、日本協会関係者らに警護されながら登場。右足首の状態について、報道陣から問われると「大丈夫です」とほほ笑みながら会釈。大会に向けての意気込みを問われると「頑張ります」と再び笑みを見せた。

関係者しか通行できない出入り口に入る際は、待ち構えたファンらに向き直って、一礼してから入っていった。

右足首を負傷して以降、同年のGPファイナルや全日本選手権などを欠場。この日午前に会場で行われた公式練習に姿はなかったが、約350人のファンが観覧に訪れるなど、すでに大きな期待がかけられている。約4カ月ぶりの実戦で、2年ぶり3度目の世界選手権優勝を目指す。