2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、五輪チケット申し込みの抽選結果を発表した。

五輪チケットの当選倍率はどれくらいだったのか? 組織委は倍率を明かしていない。そこで日刊スポーツは、当社ウェブサイトで20日午後3時半から7時までアンケートを実施。491件の回答を得た。

質問は主に4点。(1)は必須、(2)~(4)は任意とした。

(1)チケットは1口(セッション)でも当たりましたか?すべて外れましたか?

当選者196(39・9%)

落選者295(60・1%)

(2)当たった方にお聞きします。何口申し込んで何口当たりましたか?

合計1560口(セッション)のうち、当選は278口。当選確率は17・8%。当選者は平均7・96口申し込み、1・42口当選していた。

(3)すべて外れた方にお聞きします。何口申し込みましたか?

合計2040口。1人平均6・92口申し込んでいた。(2)と比較すると、当たり前だがより多く申し込んだ方が当選している。

(4)開会式のチケットを申し込んだ方にお聞きします。当たりましたか?外れましたか?

当選者2(0・7%)

落選者271(99・3%)

あくまで数値は、当社独自の調査による。ネットアンケートだったため、当落は自己申告。実際の数値とは異なるとみられるが、それでも開会式チケットの当選確率は相当低かったと考えられる。

以下、ユーザーの声を一部紹介します。

「各種目の倍率を知りたい!」

「高額なので、ビビッて3口しか申し込めなかった。もっと多く申し込めばよかった。残念」

「人生2回目となる東京オリンピック生観戦ということで気合いを入れて応募させていただきました」

「当たる気がしなかったが、やはり当たらなかった」

「家族親戚総動員で申し込みましたが、全落選も数名いました。当初、当選したら全部購入というしばりにビビッていましたが、当落の結果を見たらたいした金額にはならず、それがいい抑止力になったようにも思います」

「先行抽選でこんなに混乱したのに、一般発売の先着先行なんて大丈夫なのだろうか」

「予想当選倍率などを参考値でも良いので教えて欲しかった」

「全く当たりませんでしたが、予想通り。まあこんなものでしょう」

「半日かけて申し込んだのに、まったくの時間の無駄、馬鹿にしている。やりましたよ詐欺だ」

「対戦カードが決まっていないのに、見に行く意味があるか不明です。当たったのは札幌ドームの2試合のみ」

「こんなに落ちるならもっと申し込んでおけば良かった」

「五輪委は明かしていないが、おそらく売り出した枚数自体が少なかったのではないか。スポンサー提供分や五輪チケット付きツアー、海外販売にも回さなければいけない。予想以上に申し込みが多かった面もあるが、今後の秋以降のセールスを考え、チケット争奪戦を煽っている側面も感じられる」

「今回は勢いで申し込んだが、これからもチケット入手チャンスは有ります。あわてずゆっくり自分にあったものを考えましょう」

アンケートに参加いただいた皆さま、ありがとうございました。