2020年東京五輪大会組織委員会は4日、五輪チケット販売の1次抽選で1枚も当選しなかった落選者の救済策として「セカンドチャンス」と呼ぶ新たな抽選を実施すると発表した。

セカンドチャンスの申し込み時期は8月で、同22日に申し込み開始予定のパラリンピックチケット抽選の前に実施する。セカンドチャンスの応募概要は今月中に公表する。

セカンドチャンスに申し込めるのは1次抽選に申し込みながらも、1枚も当選しなかった人。売り出されるチケットは会場の座席数が数万単位と余裕のある球技の団体戦の予選や、予選ラウンドが多い競技となる予定。申し込めるのは1口のみとなる。

今秋に実施予定だった先着販売は取りやめ、これを2次抽選とすることも発表した。1次抽選では申し込みが殺到した開閉会式も、2次抽選では売り出される。3次抽選の有無について鈴木秀紀チケッティング部長は「現時点で未定」とし、含みを持たせた。

今年の抽選による販売状況にかかわらず、来春の店頭販売も必ず実施する。販売枚数は未定だが、メダル決定戦や開閉会式も少なからず販売される。