2020年東京五輪大会組織委員会は7日、高付加価値型観戦チケットの概要を発表し、最高額は635万円、最低額は9万円となった。635万円のチケットは開閉会式と男女100メートル、200メートル、4×100メートルリレー、男子400メートルなど陸上9セッション14種目の決勝が見られる。

一般販売の開閉会式と陸上9セッションにおける最高額チケットを合計すると131万5000円。高付加価値型チケットも最高額のA席が用意されているが、差額は約500万円だ。

「プラチナパビリオン」と呼ぶ商品で、新国立競技場の近接地に仮設施設を整備し、その中で高級料理やお酒などが楽しめる。500万円もの付加価値の内訳は公式ホームページによると以下の通り。

◆ソムリエが厳選した高級ワイン

◆プロのバーテンダーによるカクテルバー

◆国際的に有名なシェフが用意するグルメ料理

◆厳選されたシャンパン、日本酒、ビール

◆充実したおもてなしスタッフと特別ゲストの登場

◆五輪競技を観戦できるテレビモニター

◆洗練されたVIPアクセスパスと付属ストラップ

競技を生観戦する際は競技場に移動する。パッケージに含まれる11セッションは購入関係者であれば入場者は交代可能だという。「プラチナ-」の開会式のみは110万円、閉会式のみは70万円で販売する。

9万円のチケットは「シルバー」という商品で体操の男女予選。9万円のチケットは「シルバー」という商品で体操の男女予選。他にも「ダイヤモンド」「プライベートスイート」「ゴールド」という商品がある。

開閉会式と14競技を対象とし、15会場で実施する。申し込み受け付け開始は8月下旬で先着順となる。高付加価値型観戦チケットの割合は全900万枚中、約1%となる見込み。