フィギュアスケートのアイスダンスで来年1月から新カップルを結成する高橋大輔(33=関大KFSC)と村元哉中(かな、26)が9月30日、横浜市内で会見した。

村元のオファーに高橋が応える形でカップル結成となり、これが初仕事。大目標に22年北京五輪出場を掲げた。10年バンクーバー五輪男子シングル銅メダルの高橋参戦で、日本ではなじみが薄い同種目の発展とともに、過去2大会でメダルを逃した五輪団体での表彰台という夢が膨らむ可能性がある。

一問一答は以下の通り。 

-お互いをどう思っていたか

高橋 表現が情熱的な選手。アイスダンスで表現を解放した。僕はいちファンだった。

村元 昔から憧れのスケーター。音楽のとらえ方、動きが誰にもないので好きだった。

-転向の一番の決め手は

高橋 できるだけ長くスケートを人前で表現したい、舞台などでスケートの可能性をもっともっと感じた。人と組むことの大切さも感じた。

-課題は

高橋 ほとんど全部。練習も3、4回しかしてない。僕が小さいこともあって身長差がないカップルになる(高橋165センチ、村元161センチ)。それを生かせるように。

-リフトの練習は

高橋 まだです。まずは肉体改造から。(筋肉で)バッキバキになるかもしれないです。

-身長差がない分、逆リフト(女性が男性を支える)も選択肢に入るか

村元 やっちゃいますか。いいかもしれない。まあエキシビションで。

-村元が関大時代に練習していたころはどうだったか

村元 あいさつだけでした。リンクに行って「おはよう」みたいな感じです。

高橋 連絡先を去年まで知らないぐらいだったので。

-どんな演技をしたいか

村元 何年たっても「あのプログラムよかったよね」と言われるものをやりたい。

高橋 パッション系でしょうか。顔もお互い、ちょっと濃いめ。ラテン系ですよね。

-「大ちゃん」「哉中ちゃん」の呼び名は昔から?

高橋&村元 そうですね。

-敬語は使うか

高橋&村元 ないです。