世界ランキング10位の石川佳純(26=全農)が残り1枠の東京五輪シングルス代表権を獲得した。石川は3大会連続で五輪出場を確実となった。同3位の劉詩文(中国)にストレート負けを喫したが、同11位の平野美宇(19=日本生命)も初戦で同18位の王芸迪(中国)1-4で敗れたため、熾烈(しれつ)な代表争いに終始符が打たれた。
平野美宇(世界ランク11位) | 1 | 6-11 7-11 6-11 11-5 5-11 | 4 | 王芸迪(世界ランク18位) |
■平野美宇のコメント「濃い一年だった。すごくシングルスで(東京五輪に)行きたかった。いけなくて…。すごく東京(五輪)に行きたかったですけど…。シングルスではいけなかったですけど、足りなかったなと思いました」
石川佳純(世界ランク10位) | 0 | 7-11 12-14 7-11 9-11 | 4 | 劉詩文(世界ランク3位) |
■石川佳純のコメント「相手は世界チャンピオンですごく強いので失うものは何もなかったけど、2ゲーム目は取りたかった。あとは結果待ちになりますが、この1年間本当に鍛えられました。美宇ちゃんも頑張っていますし、人のことはコントロールできないので、自分の試合をしっかり反省して(結果を)待ちたいと思います」
卓球五輪選考レース
▼卓球日本代表の五輪選考方法と世界ランキングの決め方 男女ともに20年1月発表の世界ランキング上位2人がシングルス代表権を獲得する。団体戦要員の3人目は日本卓球協会の強化本部が推薦する。来年1月6日に男女それぞれ3人の東京五輪代表を発表する。男子シングルスの張本智和と女子シングルスの伊藤美誠は代表入りを確実にしている。世界ランキングは各選手、国際大会の上位8大会の合計ポイントで決まり毎月更新される。今年から新設されたT2ダイヤモンドに出場して得たポイントは8大会に加えて、純粋加算される。