フィギュアスケート男子で10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(33=関大KFSC)が25日、大阪・泉佐野市に新設された関空アイスアリーナ(木下グループアイスアリーナ)のオープニングセレモニーに出演した。

この日、東京2020オリンピック聖火リレー岡山県実行委員会が、県内を走る20年東京五輪の聖火ランナー53人を発表。岡山・倉敷市出身の高橋も、その1人として名を連ねた。

セレモニーでは昨季のエキシビション「Krone」を披露。黒の衣装で落ち着いた曲調のプログラムを演じた。聖火ランナーの話題になると、明るい表情になった。

「めちゃくちゃうれしい。1回目(06年トリノ五輪)は自分自身に初めて目標を与えてくれた。2回目(10年バンクーバー五輪)は人生を変えてくれた。3回目(14年ソチ五輪)はしんどかったけれど、やっぱり五輪に参加できるのは格別だと感じた。33歳にして(アイスダンスで)もう1度五輪を目指せる。2020年の東京五輪の聖火ランナーということで、夏なんですけれど、五輪はいろいろな思いがあるので、振り返りながら、想像しながら走りたいです」

20年からは18年平昌五輪代表の村元哉中(かな、26)と組み、アイスダンスに転向。1月には米国へ渡り、本格的な練習に入る。