2連覇を目指す神戸製鋼の開幕戦を2万3004人の大観衆が見守った。同じ会場で行われた昨季開幕戦(18年8月31日、神戸製鋼-NTTコミュニケーションズ)は5430人。約4倍の観衆に19年W杯日本大会効果が実証された形だ。

前半途中には「迷子のお知らせがあります。ラグビーボールをお持ちのお子様が…」とアナウンスがあるほど、スタジアム内は大混雑となった。

神戸製鋼はW杯日本代表のFB山中亮平(31)とCTBラファエレ・ティモシー(28)が先発し、プロップ中島イシレリ(30)とWTBアタアタ・モエアキオラ(23)が途中出場。

対するキヤノンも同代表のSH田中史朗(35)とSO田村優(31)がそろって先発するなど、注目ポイントの多い好カードとなっていた。

主な選手の試合後のコメントは以下の通り。

◆神戸製鋼FB山中「W杯でラグビーを楽しいと思って、見に来てくれた人がいっぱいいる。すごくうれしいし、継続して応援してもらえるようにしたい」

◆神戸製鋼SOカーター「昨シーズンに比べて、観客が多くなっている。日本でラグビーがブームになっている。今後もたくさんの人に来てほしい」

◆キヤノンSH田中「感謝しています。たくさんの人が応援してくれている、ありがたさが身に染みました。4年間やってきたことは間違っていなかった」