兵庫県尼崎市の尼崎ボートレース場で、9日のレース中の事故により死亡した松本勝也選手(48=兵庫)の死因が10日、溺死と発表された。

大きな外傷はなく、肺に水がたまっていた。松本選手は、G1近畿地区選手権4日目第9Rの6号艇で出走。1周目の2回目のターン中に減速し、後続ボートが衝突して乗り上げた。ただちに兵庫県西宮市の兵庫医大病院に救急搬送されたが、午後4時12分に死亡が確認された。

この日は、開催中の尼崎ボートで、レース前に全選手が集合して黙とうが行われた。その後は粛々とした中でも、いつも通りにレースが進められた。場内には故人をしのび、最終日の11日まで献花台が設置されている。

なお、11日に予定されていた優勝戦出場選手インタビューと、優勝選手表彰式は中止となった。