日本スケート連盟は17日、フィギュアスケートのアイスダンス選手として10年バンクーバー五輪、14年ソチ五輪、18年平昌五輪に日本代表として出場したクリス・リードさんが日本時間15日午前0時20分、米デトロイトで逝去したと発表した。

診断は心臓突然死。30歳だった。

日本連盟の長島昭久会長は「突然の訃報に大変驚いております。長年にわたり日本のアイスダンスの発展に貢献していただいたクリス・リードさんに改めて深く感謝の意を表しますとともに、ご家族の皆様に心からお悔やみを申し上げ、リードさんのご冥福をお祈りいたします」とコメントした。

リードさんは姉のキャシーさんとカップルを組み、長年、日本のアイスダンス発展に寄与してきた。18年には村元哉中と組み、4大陸選手権で3位。国際スケート連盟(ISU)によると、この大会のアイスダンスで北米以外のカップルによる表彰台は初めてだった。

同年の平昌五輪15位、世界選手権11位は、いずれも日本勢過去最高の成績を記録していた。

昨年末に現役引退を表明。姉のキャシーさんと共に、後進の指導などを行っていた。