国際スケート連盟(ISU)が11日、20-21年シーズンの採点新基準を発表した。

ジャンプの基礎点が変更となり、現在の最高難度となっている4回転ルッツが11・50点から11・00点に下がった。一方、4回転ループは10・50から11・00点に上がり、もともと11・00点で維持の4回転フリップを合わせ、3本のジャンプが同じ基礎点で統一されることになった。

まだ誰も成功していない4回転半(クワッドアクセル)は12・50点でキープされた。

3回転は、ルッツが5・90点から0・60点ダウンしてフリップと同じ基礎点になった。

回転不足には、新たに「q」マークが新設された。クオーター着氷(4分の1回転不足および同未満)は基礎点は100%だが、出来栄え点(GOE)が下げられることなどが変更になった。

新型コロナウイルス感染の状況を踏まえ、新基準が適用されるシーズンは、グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ(10月23~25日)の開催可否を8月1日までに決める、とISUは先月30日に発表している。第2戦以降のスケートカナダ、中国杯、フランス杯、ロシア杯とNHK杯は、それぞれ大会12週間前を期限に判断される。