体操男子の内村航平選手(31=リンガーハット)が「偽陽性」と判断された。29日に新型コロナウイルス感染の発表がされたが、30日に3カ所でPCR検査を受け、全て陰性と診断された。

内村は国際体操連盟(FIG)が11月8日に東京で開催する国際大会の日本代表で、NTCで他の男女計7選手と練習していた。28日のPCR検査で陽性反応が出ていた。

陰性の結果を受け、FIGは保健所に対し、内村の陽性届け出の取り下げを報告。試合に出場する方向で調整する。他の日本代表陣も30日の検査で全員が陰性と診断された。

◆偽陽性 新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査など、医学の検査で、本来は陰性であるのに、間違って陽性と判定されるもの。なおPCR検査で正しく陽性と判定できる確率は70%程度といわれる。逆に本当は新型コロナウイルス感染症であるのに、陰性と出てしまうことは偽陰性という。