東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は15日、大会参加者の新型コロナ対策ルール集「プレーブック」の第3版を公表する。今回はアスリート・チーム役員向け。入国後14日間は公共交通機関が利用できない関係者向けに、条件付きでレンタカー等の「自己手配車両」を運転できる制度を盛り込む。運転席と乗客席の間にパーティションなどの防疫措置を講じ、繁華街などに出向かないよう受け入れ責任者が同乗または追走。難しい場合は誓約書を提出の上でGPS追跡を受け入れれば利用可能に。ただしホテルと競技・練習会場との往復等に限られる。

また、これまで組織委は第3版が最終版としてきたが、開幕まで1カ月以上あることやインド株などの展開が見通せないことから最終版と明記することを避けた。状況次第では第4版を出す可能性も残しておく。