フィギュアスケート女子で3月の世界選手権3位に輝いたアリサ・リュウ(16=米国)が10日、現役引退を電撃表明した。

自身のインスタグラムに「スケートを引退することをここで発表します」とつづり「スケートの目標が達成できました。正直、これだけ多くのことを達成できると思っていませんでした」などと記した。

リュウは12歳で女子世界9人目となるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、大きな注目を集めた。19年のジュニアグランプリ(GP)シリーズ第2戦米国大会では、フリーで4回転ルッツと3回転半の両方を成功させて優勝。早くから将来を期待されてきた。

今季は北京五輪(オリンピック)で7位入賞を飾ると、世界選手権(モンペリエ)では坂本花織(シスメックス)、ヘンドリックス(ベルギー)に次ぐ3位。現在はアイスショー「スターズ・オン・アイス」に出演するため、日本に滞在している。

シニア1年目の16歳が大きな決断を下した。