タレントで日本フェンシング協会会長の武井壮(49)が30日、ツイッターを更新し、男女エペ日本代表の沖縄合宿について、協会が「週刊誌報道に関するおわびとご報告」として謝罪した件に関し、近日中の報告することを明らかにした。

午後5時30分に「週刊誌報道にあります、フェンシング代表合宿について、現在引率のコーチ、選手、強化スタッフにその経緯や承認プロセス、合宿参加への目的や意思確認等調査を進めております事実関係、合宿の妥当性についての全容の把握を急ぎ、今後の対応策など、近日中にご報告させて頂きたいと思います」(原文まま)と、つぶやいた。

前日29日配信の「文春オンライン」と、この日発売の「週刊文春」が男女エペ陣について「日本オリンピック委員会(JOC)の助成金から費用の補助を受ける予定だった沖縄合宿で、当初の予定とは異なるレジャー中心の合宿を実施していた」と報じていた。

この日正午すぎには、協会が公式ホームページに文書を掲載。「当協会に対する信用を大きく毀損(きそん)する可能性のある重大な事案であると認識しており、このような事態に至ったことを深くおわび申し上げます」「高い健全性の求められる日本代表チームの活動において、皆さまのご理解をいただけるとは言い難い合宿運用が行われていたことを深くおわび申し上げます」と陳謝していた。

合宿には、昨夏の東京オリンピック(五輪)で日本初の金メダルを獲得した男子エペ団体メンバーなど約30人が参加していた。公金が投じられる可能性がある中でマリンアクティビティーや観光などレジャー色が強かったとされ、前夜から批判にさらされていた。

また、文春報道前の27日未明に「ふう、さすがにもう守りきれん。。」とツイートしていたことに関しては「ちなみにネットニュースでこのツイートを『意味深ツイート』などと発信されてますが フェンシングとは無関係です スポーツ体験ロケや、ゴルフ、フィジカルトレーニング、収録や生放送スケジュールが立て込み、ほぼ寝れず全身が痛くて倒れ込んだ際にしたツイートです 肉体が悲鳴をあげておりました。。」と説明した。【木下淳】