日本オリンピック委員会(JOC)加盟団体審査委員会に退会処分相当と判断された日本バスケットボール協会の石川武会長代行は5日、問題にされた役員候補選考の手法について「評議員で決定したことだから覆すことはできない。(JOCには)ひたすらお願いするほかない」と述べ、これまで通りに正当性を主張した。

 石川会長代行は審査委の判断について「書面などで正式に聞いていないので」と感想を拒み、7日に竹田恒和JOC会長に事情説明するという。

 この件について、日本体協の森喜朗会長は「個人的には若干疑問を持っている。JOCがそこまでできるのか」との見解を示した。麻生太郎衆院議員を会長候補としたことについて「全部(現執行部は)辞めて麻生さんにお願いしたらいい。協会も健全に自分たちの力で立ち直ってもらいたい」と話した。