<フィギュアスケート:世界選手権>◇初日◇18日◇アイスダンス規定◇スウェーデン・イエーテボリ

 母親が日本人で初出場のキャシー・リード、クリス・リードの姉弟組(川越ク)は7番滑走で演技し、規定で自己ベストの28・16点だった。姉のキャシーは「(課題曲の)アルゼンチンタンゴは速い動きで難しいけど、とても良くできた。楽しかった」と笑みを浮かべた。

 18歳のクリスは大舞台にかなり緊張していた上、直前に滑ったトリノ五輪銀メダルのベルビン、アゴスト組(米国)が転倒する珍しいミス。場内がどよめき、「何かがあったのは分かった」(キャシー)そうだが、音楽が流れるとクリスも「集中できた」という。20日のオリジナルダンスでは「自分たちを信じて滑りたい」と口をそろえた。