ハンドボールの北京五輪女子世界最終予選は28日から3日間、ルーマニアのブカレストなどで行われる。各組4チームの総当たりで上位2チームが出場権を獲得。日本はルーマニア、ポーランド、ハンガリーと対戦し、1976年モントリオール大会以来、32年ぶりの五輪出場を目指す。

 日本代表は26日に合宿地のオランダからブカレストに移動し、28日の強豪ルーマニア戦に向けて早速、試合会場で約1時間調整した。

 「中東の笛」と呼ばれる疑惑の判定が問題となり、1月下旬にアジア予選をやり直したが、今月20日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が再予選は無効と判断。これに伴って組み合わせと会場が急きょ変更され、選手や関係者は対応に追われた。

 CASの聴聞会に出席した主将の佐久川ひとみ(オムロン)は「裁定にはびっくりしたが、決まったからには試合に集中しようと選手と話した。五輪へのラストチャンスなのでやるしかない」と話す。バウワー監督は「スピードで勝負」と体格差がある格上相手との戦いを見据えた。