北京五輪男子マラソン代表の尾方剛(34)と佐藤敦之(29)ら中国電力の選手たちが29日、広島・坂町で陸上教室の「先生」を務めた。会場に集まった小中高生235人を相手に、約2時間半にわたって熱心に指導した。

 質問コーナーで「北京五輪の目標は?」と聞かれた尾方は「メダルが目標。広島にメダルを持って帰れるよう練習したい」と宣言。佐藤も「自分もメダルを目指している。尾方さんと2人で(メダルを)獲得できれば」と意気込みを披露した。

 2人は4月20日に北京で行われる五輪テスト大会にコース視察を兼ねて出場する予定。坂口泰監督(46)は「(北京は)ちりや砂があって、水をまくと滑るという話も聞く。対策を立てないと」と話していた。