スピードスケートの男子500メートルで、1998年長野五輪金メダルの清水宏保(34)が31日、所属先のNECを退社し、大手家電量販店のコジマと契約することが決まった。

 関係者によると、契約は4月1日からで、2010年バンクーバー五輪までの2年。練習環境は従来通りでオフは東京、シーズン中は北海道や長野などのリンクで調整し、5度目の五輪出場を目指す。NECは清水の嘱託社員としての契約を終了し、スケート部を休部すると発表した。

 清水は長野五輪後の98年9月からNECに所属し、01年に500メートルで世界記録を樹立。02年ソルトレークシティー五輪では銀メダルを獲得した。今季は持病の腰痛でシーズン開幕前に手術を受けた影響もあり、長野で開催された3月の世界距離別選手権出場を逃していた。