フィギュアスケート男子のエース高橋大輔(22=関大大学院)が13日、大阪府立臨海スポーツセンター(SC)の存続を求めるイベントに参加した。同SCは大阪府が4月にまとめた「財政再建プログラム」で来年度中の廃止か売却を実施する方針が示された。04~06年の2年間、練習拠点として利用していた高橋は開演前に行われた会見で「スケーターとして心が痛む。なくなってほしくない」と訴えた。

 イベントでは今季ショートプログラムで使用したヒップホップ調の「白鳥の湖」のリズムに乗り、3回転半ジャンプなどの華麗な演技を披露。黄色い歓声を浴びた。最後は自らマイクを握り、観客に向けて「みなさんの力が必要。よろしくお願いします」と頭を下げていた。