日本スケート連盟の橋本聖子会長は27日、次期フィギュア委員長の人選をめぐる混乱を受け、次回改選では推薦候補者を決める全国部長会議で投票による選挙を実施しない方針を明らかにした。この日の評議員会では伊東秀仁強化部長が新委員長に選出された。任期は7月1日から2年。橋本会長はじめ、連盟幹部の留任も決まった。

 5月の全国部長会議では平松純子現委員長と伊東強化部長が同票で、再投票が決まった。しかし、連盟幹部が話し合いによる決着に変更。全国の部長へ十分な説明がなかったことなど不透明性を問題視する声が出て、この日の評議員会は2時間以上紛糾した。