女子バレーボールの元日本代表主将だった中田久美さん(42)がイタリア1部リーグ、ビチェンツァのコーチに就任する見込みであることが11日、分かった。関係者によると、ビチェンツァからプロコーチのオファーを受けた中田さんは就任に前向きで最終交渉中。早ければ今秋からチームに合流する。

 中田さんは10代で全日本入りし「天才少女セッター」として注目を集めた。五輪は1984年ロサンゼルス大会から3大会連続出場。旧日本リーグ時代も日立の主力選手として活躍した。

 現役引退後、テレビの解説者などを務めている中田さんは「本格的な指導者」を目指している。イタリア1部リーグはプロ化が進み、バレー界では最高レベルを誇る。ビチェンツァにはかつて現日本代表の高橋みゆき(NEC)が在籍しプレーしたことがある。