北京市体育局の孫学才副局長は4日の記者会見で、5~6日に同市で行われるパラリンピックの聖火リレーについて「北京五輪の聖火リレーと同様の警備態勢をとる」と述べた。さらに「リレーが行われる公園では安全のため入場制限を行う」とし、観光客ら一般の見物人はリレー会場に入れないことを明らかにした。

 北京市での聖火リレーには障害者ら計240人が参加。世界遺産に登録されている頤和園など市内の公園3カ所に設けられたコースで、ランナーが1人約50メートルずつ聖火をつなぐという。

 パラリンピックの聖火リレーは当初、海外でも行う予定だったが、四川大地震や北京五輪の聖火リレーが混乱したのを受けて中止。中国国内の2ルートで実施され、5日に北京に戻る。