北京五輪男子マラソン金メダリストのサムエル・ワンジル(ケニア)が4日、関西空港着の航空機でケニアから来日し、今後は「日本とケニアでやりたいです」と両国で活動することを明らかにした。

 マラソンで同国初の金メダルを獲得したことで、一躍有名になったワンジルは帰国中にキバキ大統領主催の祝賀会にも参加。「初めてのメダルで大統領も喜んでいた」と話した。

 ワンジルは所属していたトヨタ自動車九州を退社。活動の支援には複数の日本企業がスポンサーとして名乗りを上げており、5日に新体制が発表される見込み。次のレースは未定だが、ワンジルは「日本人のコーチも欲しい。(日本の拠点は)やるなら福岡がいい」と希望を口にした。