ケニアで生まれ日本で力をつけた王者の所信表明だった。北京五輪男子マラソンを制したサムエル・ワンジル(ケニア)が5日、大阪府泉佐野市内のホテルで記者会見し「これからもケニアと日本でやります。応援よろしくお願いします」とあいさつ。今後の目標に「来年に世界記録を目指します。やるんだったら9月のベルリンマラソン」と力強く宣言した。
プロランナーとして自由な活動を求めたワンジルは所属していたトヨタ自動車九州を退社。同社のマネジャーだった渕脇勝志氏らが中心となり「Team
SAM」を結成し、ワンジルをサポートしていく体制だ。
現時点では以前から契約しているナイキ社を除けばスポンサーは未定。海外、国内の企業の数社と交渉中で、渕脇氏は「できれば日本の企業さんと連携するのが1番の願い」と支援を訴えた。
日本では福岡を拠点に、ケニアと日本を行き来しながらケニア人2人をパートナーに練習をしていくという。
次のレース出場予定は未定。五輪後は大統領主催の祝賀会に出席するなど、スケジュールが立て込んでいたため、近日中に母国にいったん帰国して休養する。10月中旬に再来日して練習を再開する予定だ。世界記録更新の野望に加え「ロンドン五輪も一番になりたい。これからは負けたくないです」と連覇も視野に入れ、夢は広がるばかりだ。



