北京パラリンピックで複数のメダル獲得を期待される競泳の日本代表が、念願の「高速水着」を手に入れた。五輪で多数の選手が着用し、世界記録を連発した英スピード社のレーザー・レーサー(LZR)が現地入り直前に支給され、大会へ向けて意欲を増す一助になっている。

 LZRは7月のジャパン・パラリンピックで一部の選手が試した。初めての着用だったがタイム短縮を実感し、北京でも引き続いて着ることを望む声が上がっていた。

 今回はLZRを日本国内で販売するゴールドウインから、着用の効果が高いとみられる男女計6選手が無償提供を受けた。猪飼聡監督は「五輪と同じようなサポートを受けることが励みになるのでは」と、水着の性能そのものにとどまらない効果にも期待感を口にした。

 8月30日に北京に入った選手は早速練習で着用し、短期間での適応に努めている。50メートルバタフライ(運動機能障害)で表彰台を狙う小山恭輔(東京都)は「着ていることで安心感がある。本当に助かった」と話し、本番での楽しみが増しているようだった。(共同)