<陸上:セイコースーパー大会>◇23日◇川崎市等々力陸上競技場

 日本短距離界を引っ張ってきた朝原宣治(大阪ガス)が、後輩たちに見送られて引退した。10秒37で3位に終わった100メートルのレース後のセレモニーでは、北京五輪男子400メートルリレーで銅メダルを獲得したメンバーの末続、高平、塚原から花束を贈られた。

 「こんなに幸せな最後を迎えられる選手はそういない。僕は本当に幸せ者だと強く思う」と言葉を詰まらせながらあいさつした。