7月に行われた自転車ロードレースのツール・ド・フランスで総合3位になったベルンハルト・コール(オーストリア)が大会中に行われたドーピング検査で陽性反応を示していたことが13日、分かった。チーム関係者が明らかにした。

 コールは持久力を高める効果がある禁止薬物のエリスロポエチン(EPO)の類似物質に陽性反応を示した。

 所属チームではシュテファン・シューマッハー(ドイツ)も同種の薬物への陽性反応が発覚している。チームの設立者はシーズン終了をもって競技から撤退する意向を示している。