スピードスケートの今季開幕戦、全日本距離別選手権で25日に行われる男子500メートルに向け、日本の2枚看板、加藤条治と長島圭一郎(ともに日本電産サンキョー)が静かに闘志を燃やしている。ともに11月から始まるW杯前半戦の代表に決まっており、調整もできる大会だが「優勝したい」とこだわる。
所属が同じで普段から一緒に練習しているが、シーズン前の調整は別々となった。加藤はチームとともに9月半ばからカナダ・カルガリーへ渡って高速リンクで滑りを磨いた。一方、これまでの実績では加藤に一歩譲る長島は、時差調整の手間を嫌い日本に残った。課題のスタートを重点的に鍛え、「少し(足の運びの)テンポを速めたら、いい感触があった」という。大会会場となる長野市エムウエーブで17日に行われた記録会で35秒34の好タイムをマークし、手応えを得た。
この大会で2年連続5度目の優勝を狙う加藤は「(優勝タイムは)34秒台に入るか入らないかぐらい。(勝負は)長島さん次第だと思う」と、3つ年上の同僚しか見ていない。バンクーバー五輪を来季に控え、W杯でも外国勢を相手に優勝争いを期待される2人が、まずは「日本最速」の座を争う。(共同)



