来年の箱根駅伝に向けたシンポジウム「箱根

 新時代を走る」が15日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた。山梨学院大時代に箱根駅伝を走った北京五輪男子マラソン代表の尾方剛(中国電力)も参加。「箱根は注目されるし、みんな走りたい。箱根で終わる選手もいるが、世界で勝負したいという目標を持ってやってもらいたい」と呼びかけていた。

 今年1月の箱根駅伝では3チームが途中棄権したこともあり、この日は選手の体調管理などもテーマの1つ。日本陸連医事アンチ・ドーピング委員の山沢文裕氏は「今度の箱根は、新しい大学も出るので期待している。全員が普段の力を出すことが大事。指導者と選手が、しっかりコミュニケーションを取ってほしい」と、アクシデントの予防を期待した。