10月末に現役引退を発表したシドニー五輪女王の高橋尚子さんが16日、東京国際女子マラソンのテレビ中継車に乗り込み、解説者としてデビューした。

 走っている時と「景色が違う」と表現するなど画面の表情と口調からは緊張の様子も。東京国際では2003年は終盤の失速でアテネ五輪の切符を取り損ね、05年には復活の優勝、06年は3位。思い出深い大会で新たな一歩を踏み出し「まだまだ新人。完ぺきなものには程遠くても、わたしらしさで頑張ります」と話した。