<柔道:講道館杯>◇最終日◇16日◇千葉ポートアリーナ◇男子7階級

 男子66キロ級で35歳の鳥居智男(了徳寺学園職)が決勝で江種辰明(警視庁)に優勢勝ちし、自身の大会記録を更新する7度目の優勝を成し遂げた。07年世界選手権60キロ級代表で、階級を1つ上げた江種に対し、終始優勢に試合を進め勝利を手にした。「江種選手の帯には20周年と入っていた。僕は5歳から柔道を始めたので30周年と入れていました。勝ててよかった」とベテランは笑顔で話した。

 同81キロ級では07年世界選手権代表で31歳の塘内将彦(旭化成)が、決勝で若手の加藤博剛(千葉県警)に試合終了間際の鮮やかな内またで1本勝ち。12月の嘉納杯東京国際の出場選手にも選出され「1つ1つの試合に勝って世界と戦いたい」と意気込んだ。