フィギュアスケートのGPファイナル(12、13日・高陽=韓国)で、世界女王の浅田真央(愛知・中京大中京高)と、大会3連覇を狙う金妍児(韓国)が今季初めて対決する。「目標は優勝」と3季ぶりのタイトル奪還を目指す浅田。完成度が高いライバルに対して、男子並みの高難度のプログラムで勝負を挑む。
今季の金妍児は安定感が際立つ。スケートアメリカは193・45点、中国杯は191・75点と、いずれも2位に20点以上の大差をつけた。昨季からジャンプの種類、難度などに大きな変化はないが、2連続3回転などの完成度を高めて加点を引き出し、高得点につなげている。
浅田は対照的に、難度を上げた新プログラムに挑戦した。特にフリーは驚異的な内容で、女子では数人しか跳んだことがないトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度も組み込む。演技構成を単純に比較すれば、浅田に分がある。
浅田は今季初戦でつまずいたショートプログラムで好位置につけることが重要。相手に重圧をかけた上で、フリーに臨みたい。ジャンプの回転不足の判定が厳しい中、2連続3回転の成否も勝敗の鍵を握る。
191・13点だったNHK杯は小さなミスもあり「まだまだ点は伸びる」と話す。ハイレベルな争いが展開されれば、女子では初の200点台も見えてくる。(共同)



