1-3月に欧州で行われる柔道の各種国際大会が24日から始まる。国際柔道連盟がことしから五輪出場資格を懸けたランキング制度を導入し、これらの大会はいずれもポイントの対象となる。例年ならば五輪翌年で出場を控える有力選手も多いが、状況が変わった今回は日本勢も女子48キロ級の谷亮子(トヨタ自動車)らが国際舞台に登場する。
ポイントを獲得できる大会は五輪と世界選手権を除き、4段階に格付けされている。24、25日開催の初戦、男子のグルジア国際、女子のブルガリア国際は最下位の「ワールドカップ」となり、谷が出場予定のフランス国際(2月7、8日・パリ)は最高位の「グランドスラム」で得点配分が高い。
谷は北京五輪で銅メダルにとどまり、ロンドン五輪を目指して現役続行を決めた。ここ数年は海外勢に研究されることを警戒して、五輪と世界選手権以外の国際大会を回避してきた。今回のフランス国際出場は危機感の表れでもある。
五輪出場権は4年間の高得点5大会の合計点で争う。五輪前年からのポイント獲得でも間に合うが、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「けがなど何が起こるか分からない。4年間で継続的に試合に出ておかないと(五輪出場は)難しくなる」とみている。(共同)



