柔道の講道館の維持員会が13日、都内で開かれ、嘉納行光館長(76)の退任と全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹専務理事(58)の就任が決定した。上村氏は4月から全柔連会長にも就任する見込みで、柔道界のトップに立つことになった。柔道の創始者、嘉納治五郎の孫である嘉納氏は「(辞めることは)10年前から思っていた。2年前にも辞めようとしてうまくいかなかったが、最終的には今年の3月に決心した。辞める以上は前任者として後を託すのにふさわしい人を選ぶのが責任。上村君は嘉納師範のことも敬愛し、柔道のことも愛し、柔道を強くしようという信念があるから、彼のことを押すことになった」と話した。嘉納家以外で初めて柔道界をけん引することになった上村氏は「競技面では強い柔道を目指したい。ただ嘉納さんも柔道の目標は人づくりだと言っているので、私もきっちりやりたい」と決意を示した。



