体重無差別で柔道日本一を争う全日本選手権は29日、東京・日本武道館で8月の世界選手権(ロッテルダム=オランダ)100キロ超級代表の最終選考会を兼ねて行われる。北京五輪100キロ級で惨敗し、100キロ超級で再起を狙う鈴木桂治(国士舘大教)が優勝争いの軸で、鈴木以外はすべて初優勝となる。

 2年ぶり4度目の頂点を目指す鈴木は、約8カ月ぶりの公式戦で得意の足技を駆使した戦いができるか。順当なら準々決勝で穴井隆将(天理大職)と対戦する。勝者が決勝に進みそうだ。

 穴井は得意の内またを武器にフランス国際とドイツ国際を連勝。世界選手権100キロ級代表にも決まった。初戦は実力者の泉浩(旭化成)とぶつかる。攻める柔道を展開して勢いに乗りたい。

 逆のブロックは棟田康幸(警視庁)と高井洋平(旭化成)が有力だ。2人は長く最重量級の担い手と期待されながら、ふがいない戦いが続く。奮起が求められる。

 北京五輪で男子66キロ級を2連覇した内柴正人(旭化成)は、初戦敗退した2005年に続く2度目の挑戦となる。60キロ台の選手が勝てば、1977年に1勝した南喜陽以来の快挙となる。

 過去2度、3位となった生田秀和(綜合警備保障)や世界選手権81キロ級代表の塘内将彦(旭化成)、19歳のホープ、上川大樹(明大)らも上位をうかがう。(共同)